平成23年度活動報告

東海小学校3年生・生活科授業「動物ふれあい教室」実施

11月16日港区・東海小学校にて3年生40人に「動物ふれあい教室」実施しました。子供たちが、うさぎの正しい生態を学び、触れ合う事により、動物と仲良くなって「いのち」の大切さを知ってもらうことが今回の授業の目的です。

東海小学校3年生・生活科授業「動物ふれあい教室」

まず、プレゼンテーションにて、うさぎの生態、扱い方を映像で学習した後、実際にウサギ5羽を使用し、「ふれあい」をしました。
初めてのふれあいです。うさぎを足元に乗せて抱っこしようと、みんな恐る恐る抱きかかえます。うさぎが少し動くだけで、子供たちはびっくりし大きな声で驚いてしまい、うさぎは必死に逃げようとします。「うさぎは敏感だから、怖くても大きな声を出さずに、そっと抱いてあげてね」と教えると、子供たちは必死に声を出すのを我慢して、そっとうさぎを抱きしめます。うさぎも安心したのか、子供たちの腕の中でじっとしています。上手に抱っこする事ができ、緊張の表情から解放された子供達の笑顔が印象的でした。
うさぎの扱いに慣れたら、今度は聴診器を使用して、うさぎの心音を聞いてみます。自分の心音を聞いた後に、うさぎの心音を聞くと「ボクと同じ音が聞こえる!」「うさぎって、すごくドキドキしてるんだね」と嬉しそうに教えてくれます。聴診器の数が少なかったのですが、子供たちは、我先に触りたい、聞きたい気持ちを抑えて、うさぎが怖がらないよう、静かに順序良く待ってくれました。

ふれあいが終わった後、獣医師への質問時間を設けましたが、時間が足りないくらいに、全員が積極的に発言してくれました。動物を通して、いのちの大切さを学んだだけではなく、子供同士でも相手を思いやる気持ちが育まれた気がします。

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