ネコちゃん、少しの間隠れた気分になっていてね

玄関にコオロギが入ってくる季節になりました。
先ほどから愛犬が侵入してきたコオロギを捕まえようとなにやら奮闘していますが、捕まる気配がありません。なぜなら、私が先に捕まえて外に逃がしたから。どうして、もうそこにコオロギがいない事に気づかないのか。彼は犬にしてはドンクサイのです。飼い主の私に似てしまったんですね。まったく… …可愛いヤツめ。

さて、今日は2頭の仲良しネコちゃんの飼い主でもある、動物看護師からのお話です。




みなさん、おはようございます。

今回は、ネコちゃんの飼い主さんへのお話です。

突然ですが、あなたは普段ネコちゃんをどうやって病院に連れて行っていますか?抱っこで(脱走して迷子になってしまう可能性があるのでおススメしません~!)、という方もいるかもしれませんが、キャリーケースに入れた状態で移動する方がほとんどだと思います。

では、あなたのネコちゃんは病院内でどんな様子ですか?
ちなみに、うちの2頭の愛猫たちは固まってしまって全く動かなくなるのですが… …。

ネコちゃんの性格も色々で、うちのコたちのように固まってしまうコもいれば、病院にきてもいつもと変わらずリラックスできるコ、普段から怒りんぼさんなコ、お家ではおっとりのんびり穏やかだけれど、病院に来たら般若の形相で暴れてしまう、なんてコもいます。

ひとたびパニックになってしまうと、ひどく暴れ、攻撃的になって、キャリーケースから出すことすらできなくなってしまうことも。また、キャリーケースから出せたはいいものの、一瞬のすきをついて逃げ出し、診察室の壁を走り、棚の上を駆け抜けるという(さながら、映画『マトリックス』のキアヌ・リーブスのような……)逃走劇が繰り広げられることもあります。
こうなると診察どころではなくなってしまいますし、ネコちゃんにとっても大変なストレスです!

そんな事態をさけるのにオススメなのが、100均などでも買える『洗濯ネット』です。

あらかじめネットに入っていれば、ネコちゃんの動きが制限されるので逃げられることはないですし、怒っていても、ネットに入れたままある程度の診察や注射の治療などは行えます。
ネットに入れることはネコちゃんにとっても苦しくはないようですし、全身を包まれていて物陰に隠れているような安心感があるみたいですよ(すべてのネコちゃんが好き、嫌がらないというわけではありませんが)。
ネットに入れた状態でキャリーケースで来院していただけると、より安心ですね(ネットに入れて抱っこして運ぶのは万一ネットが破れてしまった時のことを考えると、心もとない気がします)。

病院に連れて行ったらネコちゃんが怒ってしまって困ったことがある、という飼い主さんがいましたら、一度お試しくださいね。
(あんまり大きいネットだとネコちゃんが動けてしまうし、小さすぎるとさすがに窮屈なので、サイズにはお気を付け下さい)

uni22種類の洗濯ネットとモデルさん
uni1モデルさんによる実演





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