お外は寒いの!
今日も寒い一日でしたね!
今回は獣医師から、わんちゃん、ねこちゃんの”暖”についてのお話です。
暖冬だと言われているここ最近までの過ごしやすさから、一気に冬本番の気候となり、ヒーターやエアコンなどの暖房器具、フル稼働ですね。
私たち人間と同じようにわんちゃん、ねこちゃんたちの生活環境にも”暖”は必要です。
若いころは問題なく外で飼っていたわんちゃんも、年を取れば代謝が落ち、病気によっては熱産生が低下し、寒冷ストレスが病気を悪化させることもあります(人との共同生活により本来の野生的な部分は随分と変化してきていると思います)。
また、ノラ猫さんは外にいるのだからといっても、ねこちゃんは暑さに比べて寒さには弱く、小さな体では亡くなることほどの過酷な環境でもあります。
わんちゃんも、ねこちゃんもお年寄りには温かい環境が必要で、そうでなくても病気であれば、寒さへの配慮は必要です。
外飼育が当たり前になっている、という飼い主様、今年の冬は少し考えてみてはいかがでしょうか?
まずは、朝晩の気温が一番下がる時に玄関先に入れてあげるだけでもよいと思います。
また、人と同じようぬくぬくとした温かい環境で贅沢できるわんちゃん、ねこちゃんたちにも注意が必要です。
暖房器具による低温やけど、高温やけどなんてない、とは言えないのですから、人が十分すぎるくらい心配りをして下さい。
最後にもう一つ、暖かくても寒くても「乾燥」が気になるこの季節は、呼吸器病を持っているワンちゃん猫ちゃんたちにも加湿が必要です。
保温と加湿を大切に!