甘くない?チョコレートのハナシ その2

さてさて、来週末はバレンタインデーですね!

チョコレート好きのみなさん、自分チョコはしっかり確保できましたか?

私はどっさり、ごっそり買い込んできましたよー!!いやぁ、大漁♪大漁♪

大漁

でもこれ、来週までもつかなぁ… …。

では、今回はその1に続いてチョコレート中毒その2をどうぞ。



チョコレート中毒によって現れる症状は主に消化器、神経、循環器症状です。

具体的には、嘔吐、下痢、ふるえ、興奮、沈鬱、頻脈、不整脈、ひどい場合はフラツキ、意識障害、けいれん発作などです。毒物への感受性(反応しやすさ)の個体差、実際の摂取量などにより、生命の危機にさらされることもあります。

嘔吐は早期に見られる症状ですが、摂取量が少量であればほとんど見られません(なので飼い主さんが気付くことは難しい)。しかし、嘔吐により体外へ排出されないために、中毒に発展してしまう可能性は高まります。できれば、消化・吸収過程の始まるこの段階で気づき、動物病院で催吐などの処置を行ってもらいたいものです。

下痢は少し時間が経ってから出てくるので、これがあってから吐かせるという対応をするのでは遅いと思われます。

吐いたりしていない場合の、犬のチョコレート誤食(誤って食べた)を少しでも早い段階で疑う良い指標として挙げられるのは”飲水量”です。

チョコレートを食べた後からよく水を飲むという一過性の行為も、その影響を大きく反映しているのです(多くはその摂取量に比例しているように思います)。

チョコレートを食べてから12~24時間後の症状が、軽度~ほとんどない場合は、大きな問題に発展することは少ないと思われます。

いずれにしても誤飲をさせない人の管理が一番大事です!この時期特に注意ですね。





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