東山動物園長寿動物を祝う会

平成29年度は9月18日に東山動物園で「長寿動物動物を祝う会」が行われ、それに合わせてオオアリクイ「アント」に、長寿のお祝いとして表彰状と好物の食虫目ペレットを寄贈させて頂きました。

オオアリクイ
・学名:Myrmecophaga tridactyla

アントの写真

・名前:アント
・愛称:オス
・年齢:24歳
・生年月日:1993年1月31日
・来園日:1993年8月7日

アントは1993年1月31日にアメリカのサンタバーバラ動物園で誕生し、その年の8月に東山動物園へ来園しました。当時、オオアリクイは自然動物館の夜行性コーナーで飼育されており、一緒にいた野生生まれのメスとの間には子供は生まれませんでしたが、2008年に来園したエミと現在の食肉小獣舎へ移動し、東山動物園で初のオオアリクイの繁殖に成功しました。その時生まれたフジオはすでに2頭のお父さんとなり、現在は静岡県の日本平動物園で暮らしています。その後アメリカコーナーのリニューアルに伴い、現在のオオアリクイ舎に移動し、長女アイチ、次男さん平が誕生しました。さん平が誕生する頃にはアントも白髪交じりのおじいさんになってきており、発情中のエミを追いかけながら、疲れて寝てしまうこともありました。国内に13頭しかオオアリクイがいない中、3頭の父親として大活躍したアントですが、昨年アイルランドから新しくオスのサビオが来園して以降は、父親候補の座をサビオに譲り、ゆっくりとマイペースに生活しています。自慢の大きな尻尾の毛も若いころに比べだいぶ薄くなってきて、白髪も目立つアントですが、食欲旺盛で暖かい季節には熱心にアリなどを探して歩き回っています。オオアリクイの平均寿命は15年ほどといわれていますが、飼育例が少なくまだ明らかになっていないことがたくさんあり、国内では31歳という最高齢記録があります。アントにもこれからも元気にマイペースに長生きして、ユニークなオオアリクイの魅力をたくさん伝えてほしいと思います。

このページのトップへ
Copyright© NAGOYA Veterinary Medical Association, All Rights Reserved.